人の心を動かすマネジメント
スマートフォンやAndroid TVのアプリケーション開発を一手に引き受けているデバイスアプリチームのマネージャー。モンハン好き。

デバイスソリューション部
ネクストスケープ入社後、サーバーサイドからスマートフォンアプリまで幅広く担当。
アプリチームを立ち上げるにあたってリーダーに抜擢され、数々の案件のプロジェクトマネージャーを経験。
現在もチームリーダーとしてデバイスソリューション部アプリチームを率いている。
ガラケーからスマホへの潮流に乗って転職
転職エージェントの紹介からネクストスケープに入社した2011年頃は、モバイル端末の大勢がガラケーからスマートフォンへ移り変っていた時期でした。前職では主にガラケー向けのアプリケーションを開発していたのですが、スマートフォンの領域の開発をもっとやりたいと考えたのが転職活動の動機でした。
面接での気付きとエンジニア本位の社風から入社
ネクストスケープへの入社の決め手になったのは、エンジニアを大切にしている会社だと感じられたことです。
当時の私は、自分で思っていることを通すよりも周りの意見に合わせてしまいがちで、ネクストスケープの中途採用面接でやりたいことを聞かれたときにもそれが出てしまったんですね。でもそこで、面接官をしていた社員に「それは本当にきみのしたいことなの?もっと君の思っていることを言ってよ」と言われて、そこで自分の本音に気がつくことができたんです。
ショックでもありましたが、面接官の方はそれで終わらせるのではなく、事業やキャリアパスなどいろいろなことを自ら説明してくれて面接を続けられましたし、エンジニアの私にすごく向き合ってくれたと感じました。当時の面接官の方にはいまでも感謝しています。
それから、お客様への提案やプロジェクトマネジメントについてもエンジニアが中心となっていることも決め手となりました。前職では営業職の方が案件をコントロールしていて、無理なスケジュールになっていたり、エンジニアとして正しいと思うことを通せなかったりしていたので、もっとエンジニアの考えを尊重してくれる会社で働きたいと考えていました。ネクストスケープでは技術畑のプロジェクトマネージャーがプロジェクトをリードしているというところが、特にいいなと思いましたね。


アプリ開発を一手に担うチームのリーダー
現在は、デバイスソリューション部アプリ開発チームのチームリーダーをしています。アプリ開発チームは十数名のチームで、スマートフォンとAndroid TV/AppleTV向けのアプリケーション開発を担っています。主に、動画配信事業を運営しているお客様の案件と、オルターロックやパンタベルといった自社サービス案件ですね。あとは、ほかの部署のお客様でも、スマートフォンアプリに関連した相談があるときは提案からサポートしています。
会社の魅力は成長志向と風通しのよさ
ネクストスケープは、ベンチャー企業気質でずっと成長を続けているところが魅力ですね。今までやってこなかった新しいことにもどんどんチャレンジさせてもらえて、うまくいかなくても失敗したことを責めず、一緒に成長することを考えてくれる会社だと思います。成長のために必要であれば、海外で実施される外部研修であっても参加させてもらえますし、社員に積極的に投資してくれていると感じますね。
エンジニアのレベルもかなり高いので、そういう人たちとチームを組めることはプロジェクトマネージャーとしても心強いです。
人間関係については、同僚どうしはもちろんですが、社長と社員の距離も近いです。はまっているゲームが社長と一緒だった時、よく休憩時間に一緒にゲームをしようと誘ってくれました。その時に、雑談を通して仕事の悩みも自然と話していたりしました。今振り返っても、プレッシャーを感じた時に気軽に相談できたことで、社長には幾度となく助けてもらいましたね。
マネジメントの難しさで悩んだ時期
これまでで一番苦労したのは、はじめてプロジェクトマネージャーを任された時のことです。もともとプロジェクトマネジメントに興味がありましたし、周りからの推薦もいただいてプロジェクトマネージャーを任せてもらうことになったので、やる気にあふれていました。でも実際にやってみると、勉強不足と経験不足を実感させられ、先輩からの鋭い指摘もたくさん受けました。
特に苦労したのは、30名という大人数のプロジェクトだったということもあって、コミュニケーションがうまく取れなかったことです。初めの頃は、メンバーのエンジニアに仕事をお願いしてもすんなり引き受けてくれないことがたくさんありました。エンジニアも人ですから、それぞれ興味がある場所が違っていて、興味を持てない仕事に対してはどうしても避けたくなったり雑になったりするんですね。そのあたりの感覚がつかめてくるまでは、エンジニアメンバーが納得のいくようにプロジェクトを進めることと、お客さんの要望を実現することのバランスをとるのが難しかったです。
「人の話をよく聞くこと」を大切に
一時期は苦労しましたが、周りの人に相談することで乗り越えることができました。社長からは、メンバーとのコミュニケーションについて「人の話をよく聞くこと」が大切だとアドバイスをもらいましたね。そこから、メンバーとより丁寧に対話するように努め、コミュニケーションで課題の原因を探るようになりました。
例えばメンバーのパフォーマンスが落ちている場合にも、話を聞いてみると、モチベーションが落ちているということもありましたし、気になる事があって進めていなかったなど、原因も様々なんですね。そして原因に応じて仕事の依頼の仕方を工夫することで、以前より積極的に業務に取り組んでくれるようになります。また、依頼するタスクの背景を、時間をかけてでもきちんと共有することで、より主体的に取り組んでもらえるということも分かってきました。
今でもコミュニケーションを大切にしています。何かを行うにしても、チームみんなの意見を聞いて合意をもらってから進めるようにしていますし、社長のアドバイス通りに相手の話をきちんと聞く事を忘れないように意識しています。

トラブルには「本気で」向き合う
その他に強く印象に残っているプロジェクトとして、案件を進めていく中でお客様との関係がかなり悪くなってしまったことが以前にありました。でも、あきらめずに話し合いを重ね、行動して結果を示すうちに、お互いに本音で話すことができるようになったんです。
その時にお客様側のリーダーだった方とは、その方が会社から独立されてからもお付き合いがあり、チームメンバーとして案件を手伝っていただいたりもしました。トラブルにより関係が悪くなってしまっても、本気で向き合い、きちんと行動して結果を返せば、また同じ方向を見て歩いて行けると思っています。
リモートワークも試行錯誤して改善
コロナ禍の前はリモートワークについて消極的な立場だったのですが、今では断然肯定派です(笑)。
コミュニケーション面の不安は、いろいろ試行錯誤してかなり解消してきました。全社的なリモートワークが始まった最初の頃は、従来のやり方を踏襲してチーム全体での会議が中心だったのですが、人数が多いリモート会議では議論がしづらかったり、意見を言いにくかったりするということに気が付いてからは、少人数での開催を中心にするようにしました。また、雑談を意識的に取り入れることでコミュニケーションが円滑になり、結果として業務の話し合いもうまくいくと感じています。
リモートワークでもコミュニケーションをうまくとるための仕組みを自分だけではなくメンバーみんなが考えてくれたので、スムーズに移行することができましたね。
それから、自宅で作業するので時間的余裕ができることがかなり大きなメリットですよね。平日でも子供と遊んだり、料理をしたりする時間が増えて、家族との距離はすごく近くなったと感じます。時間だけではなく、心にも余裕が出来て、新しい技術の勉強もできるし、今後チームをどう拡大しようか?などについても考える時間ができてよいですね。メンバーみんなも同じ傾向だと感じます。
ネクストスケープへの転職を考えている方へ
社長がよく話すビジョンの一つに、「70歳まで働ける会社」があります。現在ネクストスケープには、20代前半から60代まで幅広い年齢層の社員が在籍しています。年代を問わずに一人一人が能力を発揮し、それぞれの可能性を信じ合う組織をともに作ることができる人、みんなで一緒に成長していくぞって思える人と働きたいですね。
70歳まで働ける会社を一緒に作っていきましょう。
