XR技術で新しい世界とビジネスを切り開く
ネクストスケープを象徴するプロジェクトの一つ、XR開発チームを率いる頼もしいマネージャー。 趣味は映画鑑賞で、かもめ食堂のようなシュールでほっこりした雰囲気の作品が好き。

デバイスソリューション部
デバイスソリューション部でXR開発チームのグループリーダーを務める。
XR案件において顧客コンタクトを行い、案件のプロジェクトマネージャーを担当。
ネクストスケープに入社した理由
きっかけは前の会社の業績が低迷していたからなのですが(笑)、この機会にキャリアアップしたいと考えたのが直接の理由です。ネクストスケープはC#とAzureが得意という自分の強みを生かせて、会社の規模としてもステップアップできると思ったので入社を決めました。
ネクストスケープの好きなところ
ネクストスケープの好きなところを一言でいうと自由なところですね。ルールがいい意味で曖昧で、かつ、どんどん変わっていくという柔軟さを持っています。難しいと思っていたことも相談すれば会社が後押ししてくれるところがあります。あとは、社員がみんな協力的だということも魅力的だと思っています。入社当初と比べると、社員が増えているけれども社員同士の壁がなくなってきていると感じます。何か相談すると親身になって協力してくれる空気も醸成されてきたと思います。業績だけではなく、組織として見ても会社が年々成長していると感じます。そういうところはすごくいい環境だなと思います。


入社してからXR開発に携わるまで
入社当初は自分がやりたい方向性というのが定まっていなかったのでいろいろな案件のプロジェクトリーダーを転々と担当していました。XR開発チームは、元々HoloLensタスクフォースという形で立ち上がって、発足したときに事業部長に声をかけてもらって参画したのですが、当然、自分たちで一から道を切り開いていくことが求められました。最初は手探り状態の中で困惑し、重要なメンバーがチームから次々離脱することもあったので、つらいと感じた時期もありました。徐々に結果が出てきたので、あの時機会をもらえてよかったなと思っています。
ネクストスケープのXR開発においての強みや特徴
ネクストスケープのXR開発の強みは全領域をカバーできることだと思います。XRの活用にはHoloLensやOculusなどのデバイスの技術だけではなくて、バックエンドのインフラやコンテンツも含めた総合的な技術力が必要になります。ネクストスケープには業界をリードしてきたAzureを用いたクラウド開発の技術がありますし、XR開発や以前取り組んでいたクラウドレンダリングで培ってきたCG分野での知見が今のXR案件に取り組む中でも活きています。
またネクストスケープでは、HoloLens1が日本で発売された直後のまだどこも事例がないうちにいち早く技術検証と開発に取り組んできました。その為、技術的な知見はもちろんですが、様々な業種業態での活用ケースの知見も増えています。そのため、新しい案件に取り組む際にもHoloLensを使って何ができるのかということを、様々な活用ケースに基づいて提案できるので、そこが大きな強みだと思っています。
ネクストスケープのXR事業の今までとこれから
ネクストスケープでは2017年からXR開発に取り組んできましたが、なかなか案件につながらない時期がありました。HoloLensが世の中に出てきた頃は、何ができるのかも分からない状態で、それが分かってきて結果が出るまでにすごく時間がかかりました。
今では他社も含めて様々な分野でXRの活用事例が増えてきましたが、これからはデジタルトランスフォーメンション分野での活用が広まっていくと思います。例えば、日本の製造業で、HoloLensを使って遠隔でロボットを操作することで作業を無人化するような動きなど、人の生産性を高めていくソリューションが今後増えていくと考えています。デバイスもこれからどんどん小型化され長時間の利用など実運用に耐え得るようになってくると思っています。
ネクストスケープでは今までHoloLensに限らず様々なVRデバイスを使った開発に取り組んできました。現在はロボット+ XRの活用ソリューションの研究中です。ゆくゆくは自社サービスを展開していく予定です。
お客様とのコミュニケーションで気を付けていること
お客様と仕事を進めていくうえで最も大事にしているのはお客様にお会いしてHoloLensを実際に体験していただくことです。HoloLensは実際に使用してフィードバックをいただいて改善していくというプロセスが非常に重要になります。よって、コロナ渦ではありますが対策を十分配慮した上でお会いする機会を設け、フィードバックをいただくことを大事にしています。お客様はHoloLensで何ができるのかが分からない状態からスタートすることが多いので、実機を体験していただくことでHoloLensのことを知っていただいて、そこから一緒にビジネスを作っていくという過程に非常にやりがいがあると感じます。


XR開発チームの特徴
今のXR開発チームのメンバーは非常に広い範囲の技術と業務知識を持っていると感じています。クラウド開発をしっかり経験していてサーバーサイドの知見の幅が広いですね。エンジニアは技術的知見だけでなく業務知識も身に着けていかなければなりませんが、プロジェクトマネージャーから指示をしなくても、それが自然とできているのでとても尊敬しています。
ご提案の際にはデモを作成するのですが、チームメンバーは私が想定しているレベルを超えたものを作ってくれます。私がジャストアイディアで「こんなアプリ作れないかな」とチャットにつぶやいただけですぐに実際に動くアプリを作ってくれたり、HoloLensのケースをレザークラフトで作ったり、ラズパイで装置を作ったりすることもありました。技術を持っているだけじゃなくてほんとうにモノを作ることが好きなのだなと思います。
リモートワークとXR開発
XR開発は広いスペースが必要なのですが、そういう意味でスペースが自由に確保できるリモートワークでは予想以上に快適に仕事を進められています。最近では自宅のみならず公園とかでも動作確認をするようになりました。外で検証をしていると周りから怪しく見えていないか不安になるので、外で検証するときに奥さんに付き添ってもらうこともあります(笑)。
ワークライフバランスという面でも、リモートワークにより移動の時間が少なくなり、家で仕事をしているので家族と過ごす時間が増えたことがとてもよかったです。
これから入社してくる方へ
スピード感がある会社なので、毎年やることが変わります。その中でも、「私はこれをやる」みたいに固定せずに、状況や課題に柔軟に対応でき、成長を一緒に楽しんでくれると嬉しいですね。一緒に個人的にはネクストスケープの社員は「多少の余裕を持っている」、「いい意味で不真面目」、「大事なところが何かを分かっていて、優先度の見極めができる」という人が向いていると思っています。そういった方と一緒にXR事業で何ができるかを考えられることをとても楽しみにしています!
